~東洋医学と西洋医学
2つの視点から~
■ エストロゲンの量によって変わる、女性のからだとこころ
エストロゲンは、
女性らしさをつくる
代表的なホルモン。
肌のうるおい、髪のツヤ、骨の強さ、血管のしなやかさ、そして気持ちの安定まで。
まさに
「女性の健康美」を
支える要の存在です。
しかし、このエストロゲン量は、
年齢や生活習慣、
ストレスなどの影響で
大きく変化します。
特に更年期を境に分泌量が
急激に低下し、
・ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)
・動悸や不眠
・気分の浮き沈み
・関節痛や肩こり
など、
心身両面にさまざまな症状が
現れやすくなります。
■ 西洋医学からみた「エストロゲンデトックス」
エストロゲンは体内で使われたあと、肝臓で代謝(分解)され、腸から排泄されます。
この「代謝と排泄」が
うまくいかないと、
体内に
“使い終わったエストロゲン”
がたまってしまい、
結果として
ホルモンバランスが乱れる一因に。
特に以下のような状態は
注意が必要です:
- 便秘(排泄が滞り、再吸収されやすい)
- ストレス(肝臓の解毒機能が低下)
- 甘いもの・脂っこいものの摂りすぎ(肝への負担)
デトックスを助けるには、
・食物繊維(特に水溶性)
・発酵食品(腸内環境を整える)
・十分な睡眠(肝臓の修復時間を確保)
が欠かせません。
“女性ホルモンの通り道”を
スムーズに保つことが、
年齢を重ねても揺らがない
体づくりの基本です。
■ 東洋医学からみた「ホルモンと肝の関係」
東洋医学では、
ホルモンの変化を
「気・血・水(き・けつ・すい)」
の巡りとして捉えます。
特に
**“肝(かん)”は女性の体調変化を司る重要な臓**。
肝がスムーズに働いていれば、
血の巡りも気の流れも整い、
感情も穏やかに保てます。
しかし、
ストレスや過労、
睡眠不足などで
「肝の気」が滞ると、
・イライラ
・のぼせ
・生理不順
・肌荒れ
といった不調が現れやすくなります。
HARIIKUでも、
この“肝の巡り”を整えるための
鍼灸アプローチを行っています。
全身のバランスを取り戻しながら、
ホルモン変動による
不調をやわらげる。
これが、
女性の体を整えるうえでの
東洋的な「デトックス」の
考え方です。
■ エストロゲン補充療法(HRT)という選択
更年期のつらい症状を
やわらげるために、
エストロゲン補充療法(HRT)
が選ばれることもあります。
体内で減ったホルモンを
少量補うことで、
・ほてりや発汗の改善
・睡眠の質向上
・気分の安定
・骨密度の維持
といった効果が期待できます。
ただし、HRTは
「誰にでも合う万能薬」
ではありません。
乳がんや血栓症の既往がある方、
肝機能に問題がある方などは
注意が必要。
大切なのは、
“補う前に、流れを整える”こと。
東洋医学的なアプローチで
「気血の巡り」を整えることで、
ホルモン療法を選ぶ場合も、
その効果をより穏やかに
自然に感じやすくなります。
まとめ
ホルモンは
“増やす・減らす”の前に、
“流れを整える”が基本。
エストロゲンのデトックスも、
補充療法も、
体が本来もっているリズムを
取り戻すことから始まります。
次回予告
次回は、
「“秋バテ”から冬バテへ。
体力の貯金を始めよう」🍁
季節の変わり目に感じる疲れ、
もしかすると“気候”だけの
せいじゃないかも?
冷えや乾燥、免疫の低下を
防ぐために、
今できる“体の守り方”を
東洋医学の視点からお届けします。



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